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エミール・ガレの庭
エミール・ガレ

エミール・ガレの庭
エミール・ガレ
ガレが植物や昆虫をモチーフとする独自の表現を築いた背景には、彼の自然に対する強い関心がありました。
フランスのナンシーの自宅に設けた広大な庭には、温室や湿地、野菜園や果樹園があり、日本の品種を含む3000種類近い植物が植えられていたと言われています。
そこに集まった自然を観察しながら、作品の着想を得るとともに、その神秘の解明にも力を注いだのです。
当館の「エミール・ガレの庭」は、そんなガレの作品に登場する草花を中心に、ここ広島の植生に合わせて構成された庭園です。
庭園内には、池やパーゴラ、ボードウォークなどが設けられていて、春には、ケマンソウやニオイアラセイトウが花を咲かせ、夏には、コウホネやスイレンの花が池に浮かびます。
秋にはイヌサフランが再び姿を現し、冬にはスイセンが水辺を彩ります。
ときには、蝶やトンボなどの昆虫たちにも出会えるでしょう。
ガレの作品とともに彼が愛した自然を心ゆくまでお楽しみください。